長寿の秘訣は少食だが…

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国内の男性最高齢だった新潟県の五十嵐丈吉さんが111歳で亡くなった。こういうニュースでは定番の質問「長生きの秘訣は??」の答えが今回は見当たらない。

去年亡くなった男性の世界最高齢だった京都府の木村次郎右衛門さんは長生きの秘訣として、「食細くして命永かれ」をモットーにし、木村さんの前の男性世界最高齢だったアメリカのウォルター・ブラウニングさんは「一日二食の食事を少なめに摂取する」ということを長生きの秘訣だとしていた。

これらは長生きの秘訣としては定番の答えで、よく耳にする「腹八分目」を同じ意味で毎違いないだろう。だが現代ではこの「腹八分目」を実行するのはなかなか難しい。

なぜならこの飽食の現代ではいつでもどこでも甘くて脂ののった、そして刺激の強いものを楽しむ快感を簡単に得られるからだ。現代人は肉や魚でも脂ののったものが大好きで好んで摂取する。この快感はなかなか止められない。夏場のキンキンに冷えたビールなどの炭酸飲料などもそうだろう。

口に運ぶだけでこんなに身近に快感を得られるわけだし、三大欲求の食欲を抑えることはなかなか難しいことと言える。ではなぜ長寿の方は少食を貫くことができたのだろう。

1つには時代が考えられると思う。飽食はここ50〜60年前からの話で長寿の方々の若年時代は食べたくても食べることができなかった。腹八分目のどころかそれ以下しか食べることができなかっただろうし、一日に何食食べることができただろうか。

こういう言葉がある「人は最初の30年で習慣を作り、残りの30年は習慣が人を支配する」と。うろ覚えだがこんな感じだったと思う。現代版にすると「残りの50年」とした方がいいだろう。この言葉の1つの教訓として、それだけ習慣から抜け出すのは難しいということだと言える。

若い時から口が寂しくなるとすぐにそれを満たすことを習慣としていると、老年になってもそれから抜け出すのは難しくなる。逆に少食を習慣としていると中年、老年になっても苦なくそれを実践することができる。ということは長生きの秘訣は若い頃の習慣に依るところが大きいと言っても過言ではないだろう。

だがしかし、若年というのは恐ろしいもので精力絶倫、食欲旺盛で根拠のない自信を大きく内含しているので普通は長生きだとか、病気だとかいったことは客観的に見ることはなかなかできない。そしてこの飽食時代。現代人には長生きする環境がとても遠く、健康と長生きを望むことは難しいと考えたほうが妥当だろうという結論に至る。

現に逆仏現象といわれるようなことが起きていて、自分の親よりも早くしてなくなる子どもがいる。たとえば25歳の頃にできた子どもで90歳になったが、子どもが65歳で親よりも早くに亡くなってしまったと。親が100歳まで生きると75歳となる。

日野原重明さんが「現代の子どもは食べ過ぎだから将来早死にするよ」と言っておられたが現代は小学生で糖尿病になる時代である。犬だってそうだ。そういう時代なのだ。子どもやペットが美味しく食べている姿は微笑ましいく与えている方は快楽を得られるが、散歩となると苦となるため自然とこういう状態に陥ってしまうのだ。

もしかすると長寿の一面として、長寿の方々は頑なに欲に打ち勝ってきたというよりも、ひもじい時代がそうさせ習慣を築いていったといっても失礼はないのかもしれない。そういう一面もあるだろうと思った次第だ。

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