なでしこ宮間選手が両利きなのは女性ならではの秘密があるのかもしれない

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ワールドカップの優勝に続きオリンピックで宿敵アメリカに惜敗し準優勝を勝ち取ったなでしこジャパン。オリンピックはキャプテンを務めたMFの宮間あや選手。彼女は右足が利き足ながら左足でも同じように正確なキックができるという。
宮間選手といえば、なでしこジャパンを代表する選手で知名度では澤穂希選手にも引けをとらない。人気だけではなく技術、テクニックもすばらしく将来は沢選手に続きバロンドールを獲るのではないかと言われているほど世界でも屈指のプレイヤー。

またワールドカップのアメリカ戦では勝利の瞬間に選手全員がPKを決めた熊谷紗希選手に駆け寄る中、ひとりうな垂れるアメリカの選手に声をかけに行った、そういう選手でもある。テレビではアレックス・モーガン選手と抱擁をかわす宮間選手が一瞬映しだされた。

同じくロンドンオリンピックでは準決勝フランス戦の試合後に相手選手に駆け寄る宮間選手の姿があって、これは世界中で大きなニュースとなったのは記憶に新しい。

そんな対戦相手への敬意を持ち、そして忘れないまさにスポーツマンシップの鏡である宮間選手。その彼女、利き足とは逆の左足でも右と同じように蹴ることができると本人があるテレビ番組で言っていた。

なるほど、なでしこジャパンでのフリーキッカーは宮間選手がやっているようだがフリーキックの位置によっては左足で蹴っている。そして面白いのは、左足でも違和感なく右足のように蹴ることができるというわけではなく、どちらかと言えば利き足でない左の方が蹴りやすいという。

両利きでも十分驚いたが、まさか利き足でない左足の方が蹴りやすいとは恐れいった。じゃあ利き足ってなに?と言われるかもしれないがそれは本人の感覚だし、聞いてみないことには解りかねる。

なでしこジャパンの人気でいままでは試合中継のテレビ放映なんてなかったけれど連日のように放送されては高視聴率を上げていた影響なのか、今度はヤングなでしこといわれるU21の日本代表がピックアップされ始めた。

そしてそのヤングなでしこの中の選手にも宮間選手同様、いわいる両利きの選手がいるとスポーツニュースのインタビューで紹介していた。ここにもいたかと。ただその選手名は忘れた。。

そのヤングなでしこの彼女はどちらが利き足なのかは覚えていないが、両利きで左右どちらでも蹴ることができると。もちろん同じ正確さ、クオリティで。

では利き足の定義ってなんなのか。それはやはりとっさの状況で踏ん張れる、力つよく、反射的に使う足だということができるだろう。それはわかっているけれど、宮間選手は左足でも快適にボールを蹴ることができると。

恐らく利き足や利き手は変えることができないだろう。むかし、当時のASローマでイタリアの貴公子トッティとポジション争いをしていた中田英寿選手がスクデッドが決まるユベントス戦の試合で途中交代ながら劇的なゴールを決めたことがあった。

中田選手は語学も堪能で恐らく当時からイタリア語はペラペラだったに違いない。しかしその蹴ったボールがオランダ代表のGKでもあるファン・デル・サールを超えてゴールネットに突き刺さった瞬間、中田選手は「よっしゃあ」と雄叫びを上げた。

イタリア語に堪能な中田選手でもとっさに出てくる言葉はやはり日本語の「よっしゃあ」だった。これも利き足同様になかなか変えることが難しいと思う。厳密にいうと利き手利き足よりも変えやすいかもしれない。

いくら宮間選手が小さい頃から両足で蹴る練習をしていたからといって利き足と同じクオリティで蹴ることが可能なのだろうか。ソフトボール日本代表のエース上野由岐子や元日本ハムで現在レンジャースのダルビッシュ有投手はトレーニングに左腕で投げる練習を取り入れているのは有名だ。

上野選手は生活の隅々まで左手を使ってトレーニングしていると聞いた。おそらく箸の持ち方や歯ブラシの使い方、文字を書くとき、咀嚼のときまでさまざまだろう。ダルビッシュ選手は少年野球時代から左で投げていたようで今では左で変化球も操れるし、球速は120キロを超える球を投げる。

おそらく利き手と逆の手を日常的に使うことはスポーツだけではなく健康的にもいいと思われる。上野選手は現在のパフォーマンスに満足せずさらに上を目指す結果として取り入れたトレーニングのひとつがこの利き手と逆の手を使った方法なのだろう。もちろん利き腕を左腕にしたいということではなく、右腕のサポートとして、効果は未知数だけど飽くなき探究心がそこへ導いたと思う。

わたしにも利き腕、利き足とは逆の方で日常生活してみたという経験がある。それは一方ばかり使っていると寝違いになると聞いてからだった。まずはご飯をたべるときの箸やスプーンの持ち方、左手で字を書く、ご飯を噛むときも左の歯でを使う、お茶をコップに注ぐときも左手、パンツに脚を通すのも左からなどいろいろと試してみた。

まず日常生活での利き手、利き足は習慣化しているので無意識のうちにそれを行っていることがほとんどだ。だからパンツを履く脚が毎回右足がら通しているとか普段意識していなかったので気づくのには時間がかかった。

今回ロンドンオリンピックでも銅メダルを獲得したハンマー投げの室伏広治が以前テレビでとても興味深いことを言っていた。それは「慣れたら練習じゃない」と。慣れたら怪我するんですよと。

人は慣れないことをする場合には多くの神経細胞を使ってそれを行うようだが、それが慣れてくると少ない細胞でそれができるようになってくる。これは人にとってとても必要なことで慣れてくると手際よくなり短時間でそれを行うことができるようになる。利き手、利き足にも関係してくる話だろう。

それは良い事ばかりだと思っていたが室伏選手はその慣れが怖いのだという。確かに考えてみるとその言語の意味は深く鋭い。この言葉の意味は同じ練習を繰り返すのも悪くはないけれど、慣れた時が危険で同じことばかり繰り返していてはそれ以上の成長は望めないということか。

人は慣れたとき、油断したときに怪我をするというのは兼好法師も書いている。うろ覚えだが、木から降りてくる素人を下で見守る玄人が、あぶない場面では声をかけずに、最後の最後もうすぐ地面に降りつくというところで「気をつけろ」と注意するという話。危ないところは十分に注意しているので声はかけずに、最後の最後、油断している場面で声をかけたというおもしろいお話だ。

利き手、利き足と逆の方を使っていて感じたことがある。逆の手足がいままでよりも使えるようになるのは当たり前だが、逆が使えるようになってくると利き手足が今までよりも若干精度が落ちるということだ。これは一時的なものだが確かに微妙ではあるが利き手足の精度が落ちる時期があった。

そしてその一時期が過ぎるとどちらも今までよりもさらに感度がよい感覚で使うことができるようになった。これはわたしの場合はサッカーで使う脚で感じたもので今までは圧倒的に右足ばかりで左で蹴ったことなんてほとんどなかった場合に感じたものだ。上野選手もそれを感じたことがあるのだろうか。

また利き手、利き足を変えようとトレーニングすることはとても面白い。ルーチン化した日常にスパイスを加えることができから。もちろんイライラも含めて。ここでも室伏選手がとてもいいことを言っている。「できないことをやろうとする喜びは格別だ」と。

その利き手、利き足についてサッカーで両利きだというのは聞かない話ではないが、利き足と同じくらいの精度で蹴ることができるということはほとんどいないのではないだろうか。男子サッカー選手ではと思った。

男性と女性では脳のつくりや使用方法が全然違っていてそれは別の生き物と考えた方がいいくらいかもしれない。それほどに違っている。駐車のバックが苦手、方向音痴、数学が苦手、おしゃべりが大好き、占いが気になる、同時に複数のことができる女性。それと逆のことができる、できない男性。挙げればきりがないがまだまだたくさんある。秘密基地を作る男子、ままごとあそびをする女子などなど。

そんな男女の脳の違いが、宮間選手の両利き足の精度を生んでいると考えることはできないだろうか。女性は男性と違い、右脳と左脳の通信の連携がとてもスムーズに行うことができるという点も大きな要素ではないかと思う。なのでその宮間選手の両利きは女性ということに起因するところが少なからずあって、男性が同じことをやっても成就する可能性は低いのではないかと思ったわけだ。

これからも宮間選手の左足に要注目。もちろんなでしこジャパン、岡山湯郷Belleも応援してます。

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